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小林秀雄名言集

小林秀雄(1902-1983)は評論家、作家。東京帝大仏文科卒。1929年『改造』の懸賞文芸評論に『様々なる意匠』が2位当選し、独創的な批評活動に入る。自我の解析を軸とした創造的批評の確立者。

 

 

永遠の観念というものがなければ、芸術もなければ道徳もないと思っている。
小林秀雄『直観を磨くもの』


深刻な経験をした人は、経験というものを買い被るね。買い被って馬鹿になる人の方が多いのではないかね。
小林秀雄『直観を磨くもの』


未来とは「いまだ来らず」という意味でしょう。来るものが何であるか、今分っていたら、そんなものは未来じゃない、それは現在の一側面に過ぎない。
小林秀雄『直観を磨くもの』


人類という完成された種は、その生物学的な構造の上で、言ってみれば、肝臓という器官をどう仕様もなく持っているように、宗教という器官を持っている。
小林秀雄『直観を磨くもの』

 

 

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